1月があっという間に過ぎ去り、2月が近づいてきて大型スーパーでもバレンタインセクションを粛々と設置している様子を見るようになりました。
今回はアメリカにおけるバレンタインデー、私が日本からアメリカに来て経験した「子供のバレンタインデーの準備」についてご紹介しようと思います。
アメリカのバレンタインデーとは

日本では女性から男性にチョコレートなどを贈るというシチュエーションが一般的なバレンタインデー。
アメリカではカップル同士で愛を深め合ったり、男性から女性へ花束やジュエリーを贈ることが一般的だと言えます。
日本にある3月14日のホワイトデーは存在しません。
あくまでも「カップルの日」という認識のようです。
保育園~プリスクーラーのバレンタインデー
大人たちにとっては「愛を深める」バレンタインデーですが、では子どもたちにとってはどうでしょう?
子どもたちにとっては「お友達や先生に大好きだよ!と伝える」日になるようです。
学校をあげてのイベント事になっている園もあり、この日はみんなに「大好き」を伝える日だと教えてもらいます。
日本では友達にだけあげる「友チョコ」だったりしますが、アメリカでは全員にプレゼントを渡し、友情(愛)と感謝を伝える日となります。
誰に渡す?
アメリカでは「〇〇ちゃんと○○くんにだけあげる!」ということはできません。
クラス全員分のプレゼントを用意する必要があります。
これはもらえない子が出てしまうことを防ぐためのものです。
アメリカでは誕生日パーティーを開く際も来るか来ないかは別として、クラス全員を招待しなければなりません。
イジメ防止の観点からと言えるでしょう。
渡す相手
・クラスメイト全員
・担任の先生とアシスタントティーチャー
・園長(校長)先生や、受付にいるアドミニストレーター等(必ずではありませんが、渡している人が多かったです)
ものすごい量(出費も)を準備しなければなりませんが、子どものために頑張って準備します。
準備するもの
園からお知らせがあることもあるようですが、上の子が最初に通っていた園では「バレンタインデーのお知らせ」がありませんでした。
他の園や、以前にそこに通っていたママさんに「バレンタインデーにはお友達に○○を用意したよ!」とか「先生にもあげたよ!」と噂で聞いて急いで準備しました。
優しい園では「バレンタインパーティーを開催します。持ちものリスト〇〇〇…」などとメールでお知らせが来ます。
そこに注意事項などが書いてありますのでよく読んで準備しましょう。
注意事項の例としては
・クラス全員分用意すること(クラスの人数が書いてあります)
・To〇〇の欄はMy friendと書くか空白にしておくこと
・From○○に自分の名前を書いておくこと
・食べ物を入れる場合はピーナッツフリーであること
・危ないオモチャ類は入れないこと
などです。
そして親が準備するものはこちら。
準備するもの
・プレゼントを入れる袋
・カード(小さいものでOK)
・キャンディーやグミ、チョコレートなど小さいお菓子
・タトゥーシールや小さいシャボン玉などの危険ではないオモチャ
・えんぴつなどの文房具
ターゲットやウォルマートなどでバレンタインコーナーに行くとたくさん売っています!
「6個入り」「12個入り」「24個入り」「28個入り」など、セットで販売されていますので、人数に合わせて選びやすいと思います。

↑カードはスクラッチ付きのものが楽しめるかと思い購入。

↑Card Pouchesと書かれているものは、お菓子やオモチャ自体に「To:〇〇 From:〇〇」と書くスペースがあります。
カードを別で買う必要がないので少しでも出費を抑えたい方に!
先生たちには小さいおやつではなく、大きめのチョコレートとカード。

そこまで大きくなくても良いかな~と思って5個入りのリンツのチョコレートを紙袋に入れて持っていくと、皆さん20個入り~の大きいものを持って行っててビックリしました。
準備は1月中に!
スクールでのイベント本番は2月14日前後の平日が多いです。
しかし前日にバレンタインギフトの準備を始めてしまうとさぁ大変。
売り場に目ぼしいものがないのです。
私がバレンタイン前にあわてて準備した際、ターゲットやウォルマートに行くとバレンタインセクションはものの見事に荒れていました。行動の早い親御さんたちはスクール用ギフトにちょうど良い値段や質のものを既に買って行かれていたようです。
売り場に残っていたのは、「いらねー」と言うような代物や、パッケージがボロボロになっていて「売ったらだめだろ!」というレベルのもの。
バレンタインデーギフトを綺麗な状態で予算に合うものを購入するためには1月中に手に入れておくことがマストです!
意外に穴場だったのがCVS(薬局)でした。
まだ綺麗な状態で商品が残っており、先生たちへのチョコレートはCVSで購入しました。
オモチャ類はあまり種類がなかったので大型量販店に行くことをオススメします。
【写真付き】実際にもらったもの
これは2歳児クラスのとき。

女の子はアナ雪、男の子はヒーローもののグッズを入れていることが多かったです。

こちらは3歳児クラス。鉛筆、M&M、Skittles、グミ、キャンディー、シャボン玉、シールなどでした。
当日には可愛いケーキが用意された
上の子が2歳児クラスに在籍していたときのバレンタインデー当日。
通っていたデイケアでは通常のスナックに加えてバレンタイン仕様のカップケーキが提供されたのです。
親とデイケアでの連絡ツールである連絡帳のようなメールで届いた写真を見ると、チョコレートのカップケーキの上に赤いアイシングがどっさり乗っているアメリカンなカップケーキを食べているうちの子が写っていました。
我が家はまだチョコレートを解禁していなかったので、その写真を見て「ええーーーー!!」と目玉が飛び出しそうになりました。っていうか赤のクリームって!
「まぁバレンタインだし…」と思いましたが、もし親御さんの方針でまだ食べさせたくないようなものがある場合は、予めスクールに「特別なおやつが出るか」を確認しておくと良いと思います。
親御さんにも良いことがあるアメリカのバレンタイン
親たちも愛を深めたいアメリカのバレンタインデー。
子供の通っているスクールでは「Movie Night」と称して夜6:30~8:30までの2時間、子どもを預かってくれる有料園長保育が提供されました。
これは「大人たちだけでディナーや映画デートに行っておいで」というスクールの粋な計らい。
夫婦の時間を大切にしているアメリカならではのシステムですね。
(我が家はベビーがいるので、上の子を預けたところで夜に外出することは難しいので諦めました)
アメリカ 子供のバレンタインデーまとめ
渡米して最初のバレンタインデーは何かと戸惑うことも多いと思います。
スクールの先生やママさんたちから情報収集をしつつ、ギフトは早めに手に入れてくださいね!
食べ物を購入するときは消費期限のチェックも忘れずに!
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